競技の外の生活がアスリートの心を支える? フリンダース大が若い選手を調査、仕事や学業との両立に注目

戦士諸君、競技に打ち込むほど、心と生活のバランスが大事になる。オーストラリアのフリンダース大学の研究チームが、トップを目指す若いアスリートの「競技以外の生活」に目を向けた研究を発表した。論文は学術誌Scandinavian Journal of Occupational Therapyに掲載され、大学は2026年10月7日にその内容を紹介した。

どんな研究だったのか

  • アンケート調査とインタビューを組み合わせた研究(混合研究法)。
  • アンケートに答えたのは39人、個別のインタビューに応じたのは8人。
  • 大学の発表によると、参加したアスリートの84.6%が競技とは別に仕事をしており、61.5%が激しいトレーニングと並行して学業を続けていた。

わかったこと

  • 性別と競技の種類(個人競技か団体競技か)が、心の健康の状態と関係していた。大学の発表では、女性と個人競技の選手で心の健康のリスクが大きいとしている。
  • インタビューの分析からは、生活のバランスに影響する6つの要因が見つかった。
  • 大学の発表は、リスクの例として、長すぎるトレーニング時間、安定した人間関係から離れる引っ越しの多さ、「商品」のように扱われる感覚、助けを求めにくくする「超人」であることへの期待を挙げている。
  • 外からの圧力ではなく、楽しさのために競技をしている選手の方が、粘り強く、心も健康な傾向があった、と大学は伝えている。

筆頭著者のジェイミー・ウィルソン氏は、長く成功を続ける本当の秘けつは「競技の外に築く生活」にあるかもしれない、と話している。

読むときの注意

  • アンケート39人、インタビュー8人の小さな研究で、示されたのは「関係」だ。何が原因で何が結果かは、この研究からは言えない。
  • 論文の公開日は2026年9月4日。

SPU的視点

筋肉は、ジムの中だけで育つわけではない。眠る時間、食べる時間、仲間と笑う時間があってこそ、次のトレーニングで力が出せる。「楽しいから続ける」が、いちばん強いエネルギー源だ。戦士諸君、トレーニングの外の生活も、大切に鍛えよう。今日もパンプ!

出典:EurekAlert!(フリンダース大学の発表「Sporting glory starts with life outside sport, new study finds」、2026年10月7日)
https://www.eurekalert.org/news-releases/1147049
論文:Scandinavian Journal of Occupational Therapy「Balancing act: An occupational lens on the process of becoming an elite athlete」(DOI: 10.1007/s44474-026-00006-2)
https://link.springer.com/article/10.1007/s44474-026-00006-2

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