GeminiのGuided Learning、東大生300人超の比較試験で点数の伸びが8.1ポイント、標準の資料だけは5.3ポイント(Google発表) Google Classroomで全世界に

戦士諸君、AIに「答え」を聞くのではなく、「解き方」を一歩ずつ教わる。Googleは11月3日、GeminiアプリのGuided Learning(ガイド付き学習)について、東京大学の学生を対象にした比較試験などの結果を発表した。あわせて、先生が授業で使える版をGoogle Classroomで全世界に広げるとしている。

Guided Learningとは

  • 複雑な内容を、段階を追って理解できるように手助けするGeminiの学習向けの機能

東京大学での比較試験

  • 東京大学の学生300人超を対象にしたランダム化比較試験。Googleが行い、自社のブログで発表した研究で、発表には論文や査読の記載はない
  • 全員が標準的なオンラインの資料を使い、統計の内容を半日かけて自習した。そのうち半数は、Geminiアプリのガイド付き学習も使えた
  • 事前と事後のテストの点数の伸びは、標準的な資料だけのグループが5.3ポイント、ガイド付き学習も使ったグループが8.1ポイント。Googleは、伸び幅が約1.5倍だったと説明している
  • ガイド付き学習を使った学生は、答えをすぐ探すより、練習問題や段階的な手助け、図などの視覚的な補助を多く求めていたという
  • Google自身も、この差は控えめに見えるかもしれないとしたうえで、半日の自習で差が出た点を挙げている

英国の学校での試み

  • 英国の教育団体Arkと、中等学校3校・4教科で4週間の試験的な導入を行った(人数や数字の記載はない)
  • Googleによると、自習中の基本的な質問にガイド付き学習が答えたことで、先生は個別の指導に時間を使えた。生徒の多くは行き詰まった時にGeminiに質問することに抵抗がなく、半数以上が自分で問題を解く助けになったと答えた

Google Classroomで全世界に

  • 先生が授業の資料に沿ったガイド付き学習を生徒に課題として出し、進み具合を確かめられる版を、Google Classroomで全世界に展開する(Googleによる)
  • 先生の声を受けて、生徒の使い方を先生が確かめられる機能や、先生が上げた教材に会話を結びつける機能を良くしたという

SPU的視点

答えを丸写しするより、自分の頭で一歩ずつ進んだ方が身につく。今回の数字は伸び幅の比べで、半日の自習という短い条件の結果だ。それでも、AIを「答えの自動販売機」ではなく「一緒に考えるコーチ」として使うという方向は、筋トレで正しいフォームを一つずつ教わるのと似ている。近道より、正しい手順で。今日もパンプ!

出典:
Google「New research shows how Guided Learning supports students」(Google blog、2026年11月3日、Sofie Cornelis・Asha Johnson)https://blog.google/products-and-platforms/products/education/guided-learning-uk-japan/

Leave a Comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA


Scroll to Top