戦士諸君、昼寝はリカバリーの味方のはずだが、高齢者の「昼寝の仕方」に注目した研究が出た。ジョンズ・ホプキンス大学の研究チームは、頻繁な昼寝や、寝るつもりがないのに寝てしまう昼寝が、高齢者の認知症のリスクの高さと関連していたと発表した(EurekAlert!、2026年10月13日)。論文は老年医学の学術誌「Journal of Gerontology: Series A」に掲載された。
どんな研究か
- 米国の高齢者の健康と暮らしを追う調査(NHATS)のデータを使った観察研究。
- 対象は、65歳以上で米国の公的医療保険メディケアに加入し、2013年の時点で認知症が無かった995人。最長2023年まで、約10年追った。
- 昼寝の習慣は本人の申告。認知症の判定は、検証済みの判定方法による。
分かったこと
- ほとんど毎日昼寝をする人は、昼寝をしない人と比べて、認知症になるリスクが約1.48倍だった。
- 寝るつもりがないのに寝てしまう昼寝では、約1.39倍だった。
- 一方、たまにする昼寝や、自分の意思でとる昼寝では、関連は見られなかった。
注意点
- 観察研究なので、昼寝が認知症の原因だとは言えない。研究の上席著者は、昼寝は原因というより、脳の変化のサインかもしれないという見方を示している。
- 昼寝の習慣は本人の申告にもとづく。
- 研究資金は米国立老化研究所(NIA)。
SPU的視点
戦士の昼寝は、計画して短くとる「作戦の一部」だ。今回、意図した昼寝に関連は見られなかった。気にしたいのは、気づいたら寝ている日が増えたという変化のほう。家族の様子にもいつもと違う眠気が増えていたら、医師に相談するきっかけにしよう。今日もパンプ!
出典:
EurekAlert!(ジョンズ・ホプキンス大学)2026年10月13日 https://www.eurekalert.org/news-releases/1147518
Journal of Gerontology: Series A https://academic.oup.com/biomedgerontology/article/doi/10.1093/gerona/glag208/8769491