湯たんぽ・電気ストーブなど18件、消費者庁が重大製品事故を公表 製品起因が疑われる5件は型式も

戦士諸君、暖房器具を出し始める季節に、知っておきたい公表だ。消費者庁は2026年10月9日、消費生活用製品安全法にもとづいて報告があった「重大製品事故」18件を公表した。湯たんぽ、電気ストーブ、充電式のマッサージ器など、身近な製品が並んでいる。

18件の内訳

  • ガス機器・石油機器の事故:1件(屋外式ガス給湯暖房機)
  • ガス機器・石油機器以外で、製品が原因と疑われる事故:5件
  • ガス機器・石油機器以外で、製品が原因かどうか特定できていない事故:12件

製品が原因と疑われる事故(5件)

いずれも調査の結果が示されたもので、機種・型式と事業者名が公表されている。

  • マッサージ器(充電式)「REG-04」(株式会社ドリームファクトリー)2件:充電中に、製品と周辺が焼ける火災が発生(東京都・広島県)。内蔵のリチウムポリマー電池のセルが異常に発熱して出火したと推定されるが、焼損が著しく、異常発熱の原因の特定には至らなかった。
  • 電気蓄熱式湯たんぽ「HAC2031AS」(株式会社ハック):蓄熱中に異臭がして、製品から煙が出る火災が発生(神奈川県)。樹脂製カバーで保護された蓄熱制御ユニットの内部に蓄熱剤が入り込み、内部の配線が腐食して異常発熱し、焼損したと推定。蓄熱剤が入り込んだ原因の特定には至らなかった。
  • 電気ストーブ「DSE-KC101」(株式会社山善ブランド、株式会社ミュージー):製品と周辺が焼ける火災が発生(広島県)。ヒーター端子とつながる内部配線の圧着端子の接続部で異常発熱し、隣の樹脂製の加湿ユニットが焼損したと推定。異常発熱の原因の特定には至らなかった。
  • 扇風機「CFF435WPC-AZ」(株式会社広電):運動施設で使用中に、製品が焼ける火災が発生(静岡県)。首振り部分のモーター配線の芯線が断線し、スパークが生じて出火したと推定。断線した原因の特定には至らなかった。

この5件は、2024年〜2025年に起きた事故で、以前は「製品が原因かどうか特定できていない事故」として公表されていたものだ。

原因を調査中の事故(12件)から

こちらは製品が原因かどうかも含めて調査中で、機種名は公表されていない。

  • 扇風機(充電式、携帯型):車の中で使用中に、製品が焼ける火災(東京都)
  • リチウム電池内蔵充電器:他社製の充電ケーブルにつないで充電中に、異音がして火災(東京都)
  • 電気シェーバー:他社製のUSBケーブルとACアダプターで充電中に、接続部が溶ける火災(東京都)
  • 運動器具(EMS機器):使用したところ、使った部位にやけどを負い、重傷1名(東京都)。製品との因果関係を含めて調査中
  • 電動アシスト三輪自転車:80歳代の使用者が、自転車にまたがって停車中にバランスを崩して転倒し、重傷(埼玉県)。事故の状況を含めて調査中
  • このほか、ACアダプター、照明器具、太陽光発電システム用のパワーコンディショナ(2件)、電気湯沸器、ユニットバス、ガス瞬間湯沸器用のリモコン

読むときの注意

消費者庁は、これらは報告内容の概要で、現時点では調査などで事実関係が確認されたものではなく、事故の原因について消費者庁が評価したものでもない、としている(調査の結果が示された上記5件を除く)。また、速報の段階のため、今後の情報や調査の進み具合によって、変更・削除される可能性がある。

SPU的視点

湯たんぽもストーブも、冬の頼れる相棒だ。だが相棒のことは、よく知っておきたい。手元の製品の型番を一度見てみるだけでも、立派な備えになる。筋トレも生活も、ケガなく続けてこそ前に進める。今日もパンプ!

出典:消費者庁「消費生活用製品の重大製品事故:扇風機(充電式、携帯型)で火災等(10月9日)」(2026年10月9日)
https://www.caa.go.jp/notice/entry/047752/
公表資料(PDF):https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_261009_01.pdf

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